映画とその周辺

端的に言って、私は映画はあまり得意ではない。
さらに言うなれば映像メディア全般だろうか。
と言いながら私は今現在、生配信という映像を視聴しながらこの記事を書いている。
いきなりの矛盾だが苦手なのだから仕方がない。
後ほどどういうことなのかわかってもらえると思うが、
とりあえず、配信がイレギュラーな存在だとしておこう。


映画の話なのだからまずは映画に限定して話を進めるが、映画は長い。
見始めるとおおよそ2時間画面の前に縛られることが確定している。
これが苦痛、というと大仰だが、そう簡単に映画を見よう、というように気が向かない。
7泊8日で映画のDVDをレンタルしてきても、見ずに返却してしまうことがままある。


なにが問題なのか、と考えると、
見ているときに能動性が一切ないからなのではないか、と思う。
配信に関してはチャットを打つなど能動的行為をプラス出来るのだが、映画にはそれがない。
これは配信を見るようになって思いついた理由かもしれない。


人によってはこれからどうなるんだろう、ここはこういう意図があるんだろうなどと勘案することが能動的だ、というように言うかも知れないが、
私は映画に限らず、小説などでも先読みの類は一切しない。
これまでの読書経験などがフラッシュバックし、パターンを脳裏に訴えかけてくることはあるが、
あくまでも受動的な読書の副産物だ。
受動的な読書とはいえ、読み進める行為自体は能動的だ。


噛み砕いて言うと、映画を視聴する、という行為に、行動が無いようで苦手なのだ。


前置きが長くなったが、これは「好きな映画」についての記事だ。
あまり好きではないと散々こき下ろした後での好きな映画発表。
ツンデレである。


逆に考えると映画をあまり認めない人間が珍しく評価する映画なのだから期待して欲しい。


パルプフィクション
すごく有名な映画だ。
期待を煽ってこれだ。
映画が好きではないということは数を見ていないに決まっているから、
こういう結果は見えていたとも言える。
先読みしながら文章を読む派の人でこの展開が予想できなかった場合、
存分に歯噛みして欲しい。


映画を見て初めて「あ、すごい」と思ったのがこれだった。
それ以降すごいと思ったのが同じタランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」なのだから、
たまたま映画において好みに一致した監督がタランティーノだったといえるかもしれない。


と、ここまで、2ヶ月以上前に書いていたようだが、
今更思い出しても、どう続けようと思っていたのか忘れてしまった。
とりあえず企画の趣旨である好きな映画は挙がっているので良いのではないか、と思い、そのまま記事とする。